Roco Z21の導入
前回の投稿でDD54をDCCサウンド化しました。
今回は制御機器側の近代化をしてみました。
ドイツのフライシュマン系列Roco社の製品Z21と言うDCC コマンドステーションを輸入しました。これはスマートフォンやタブレットをワイヤレス方式のスロットルとして使用するものです。
パッケージはこんな感じ
中身ですが、コマンドステーション(黒)、ACアダプタ、Wi-Fiアクセスポイント(Planex製)、LANケーブルが入っています。
製品出荷当初は、ACアダプタのプラグ形状が日本に合わない欧州規格だったり、Wi-Fiアクセスポイントも日本の技適にパスしていないため使えないなど、色々問題があったようですがエントリーモデルのz21(白)とエキスパートモデルのZ21(黒) のラインナップ※となり、よりグローバルな製品仕様となったようです。※本体のカラー以外に製品名称のレタリングが大文字Zで始まるのと小文字zで始まる違いがあります。
とりあえず、どんな感じか味見しようと思うのでKATOのユニトラックに接続するためにフィーダー線を加工します。
これで、ユニトラックのフィーダー付き線路に簡単に接続できるようになりました。
これからが本当の味見なのですが、今回はここまで。
次回、スマートフォンへ制御アプリをインストールして実際に動かすあたりを記事にしたいと思います。
DD54をDCC化
DD54をDCC化
色々思うところがあって実験的に造形村の16番DD54ディーゼル機関車をDCC制御にしてみました。今までアナログDC制御で走らせていたのですが、もっと愉しめる遊び方が出来ないモノかとデジタル制御をやってみます。
今回は、欲を出して音まで鳴らせるタイプのDCCデコーダ基板(ESU LokSound V4.0)を搭載してみました。以下、アナログDC制御基板をDCC基板に置き換えた超簡単な加工の流れを掲載したいと思います。
まず、パッケージを開封した製品のままの状態。
下の写真は、走行系と車体を分解したところ。
分解は左に写っているビスを4本外すだけで出来ます。
でも、前後台車の裏にあるので長めのプラス精密ドライバが必要です。
アナログDC基板を拡大しました。
これをソケットから抜き取り、DCC基板を取り付けます。
差し込む向きは間違えないとは思いますが、この製品は21ピンMTC規格です。正しく実装しないと基板が燃えますご注意を!
NMRAのDCCに関する規格(S9.1.1)や、NEMの660に21MTCの仕様が書かれているので読んで確認してみてください。
製品そのままで長方形のバッフルが用意されているのですが、デコーダに付いていた23mmφのスピーカとバッフルを使うために取り外してしまいました。こんな感じです。
ここまでやって、車体を載せてネジ止めすれば完成。半田付けもいらないし、DCCレディの製品はありがたいですね。
本当は、DCCで制御した動画を掲載したいのですが、独のメーカーに注文しているDCCコマンドステーションがまだ届いていないので試験すら出来ていない状況です(笑)
このDCCデコーダはアナログDCでも制御でき、走行音だけは鳴るのでそれだけでも結構愉しめます。通常のDC制御と違って、線路の引加電圧に応じて「起動、走行、惰行、制動、エンジン停止」が行えて、それぞれのサウンドが鳴るようになっています。また、ランダムにコンプレッサーの音も鳴ります。
私自身は生でDD54の走行音を聞いたことがないのですが、きっとこんな音だったのだろうと満足しています。
WCC始動
色々やりたい事があって遅々として進まないのですが、積み上げが大切ですので少しずつ取りかかりたいと思います。
このカテゴリは既存のアナログ制御に飽き足らないおじさんが、鉄道模型の制御方式を独自で考えて見ようと思ったもので、WCCというのはDCCに倣ってつけた名称(仮)です。Wireless Command Controlと言うものでDCCの無線版と思って頂ければ良いと思います。
既にDCCでも無線制御が採用されているのでそれで十分じゃないかと言われるとお終いなのですけども、私の持っているアイデアは線路に高周波成分を流さない制御方式なのでちょっと違うかな。極論ですが線路には、ACアダプタで12~15Vを接続するだけなのです。
制御機器は、PCでもスマートフォンでもなんでもOK。Webブラウジングが出来れば最低限の車両制御が可能だ!というコンセプトです。ちょっと面白いでしょ。
え?勝手に言ってろ・・・失礼致しました(汗)