221系クーラー更新?
国鉄からJR西日本への移行後、最初に登場した近郊形電車の221系も登場から20年以上経ち車体の劣化が進んできました。それに伴い昨年度から全編成を対象にした車体のリニューアル更新が進められています。そのリニューアル車(一部は非リニューアル車)の中に、223系タイプの丸みを帯びたクーラーに変更されている編成が登場してることに最近気付きました。
この変更されたクーラーは新型なのか、WAU705形なのか、モデラーとしても気になるところです。その実態を確認をすべく気に掛けていたところ京都駅で確認する機会に恵まれました。出会ったのはB5編成(近ホシ)でMc6+M6+T6+(M’20+T’20)+Tc6の6両編成でした。
車体の更新内容は趣味誌で報じられている通り、仕様追加はなし。
- 一部座席の撤去と撤去位置に折りたたみ補助シートが設置されている
- 客ドア上部に水切りが設置されている
- 運転席上部の行き先表示器設置
- ヘッドライトのHID化+フォグランプ増設
結論からすると、クーラーは元々搭載されているWAU701形から変更はなく、クーラーキセ(カバー)が丸みを帯びたものに変更されただけ。模型的には、KATOの221系に223系用のWAU705クーラーを取り付けてあげるだけで対応可能となるのでお手軽改造で行けそうですね。模型も丁度この写真と同じ、三菱電機製のクーラーがモデルになっているので良いのではないでしょうか。
2014.5.30 221系B5編成 京都駅5番ホーム